第三者評価事業

第三者評価事業

自動車部品メーカー様の部品開発に関わるいくつかの評価業務を行っております。
具体的には以下の業務を行っております。

・ECUのソフトウェア総合評価
・ECUのハードウェア特性評価
・カーナビ実機評価
・AT車の実車評価

現在、約30数名規模の体制で本事業に取り組んでおります。

ここでECUについて少しご説明します。
ECUとはエレクトロニック・コントロール・ユニットの略称で、自動車の様々な機能をコンピュータを中心とした電子回路を用いて制御する装置の総称です。車が多機能になるにつれ搭載されるECUの数も増え、現在は車種によって100個を超えるものもあります。その中で私たちが評価しているECUはクラッチやトランスミッションといった駆動を制御するものや、サスペンションやスタビライザーのように走行を安定させるもの、ドアやシートといったボディを操作するものがあります。

次に各業務について簡単にご紹介します。
ECUのソフトウェア評価は、ソフトウェア開発工程の最終段階で量産を目前にした製品の評価を行います。組織的な位置づけは開発部署から独立した評価専門の部署として第3者の立場に立ってECUの機能や動作を横断的に評価し基本機能は勿論、異常時の処置動作の確認、過去の不具合の再発防止などにも細心の注意を払って評価を行います。評価は実車を模擬した環境の中で行われ、実車では極まれにしか起き得ない事象も模擬環境では再現可能です。ユーザに危険や不便が生じる動きを見つけ未然に防ぐ事が出来た時、達成感が得られる瞬間です。

ECUのハードウェア特性評価は、電子回路や部品に対して温度、湿度、振動、衝撃などの機械的ストレス及び雑音や電圧変動、強電界といった電気的ストレスをかけて性能を満たしているかを評価します。

カーナビ実機評価は、カーナビの様々な機能を実製品で評価します。カーナビの機能は大きく分けると基本システム(ナビ連携、各種設定)と地図描画の2つに分けられそれぞれを分担して評価します。又、カーナビが保持している機能を全体的に把握する必要があり、カーナビの深い知識を求められます。動作に関してもエンドユーザ視点で評価し、例え仕様通りであっても使い勝手が悪くないか、見た目は悪くないかなども確認しその結果を開発部門にフィードバックします。これらの評価は実車を模擬した環境で行っていますが今後はカーナビを実車に取り付けて走行しながら評価といった業務も行う予定です。

AT車の実車評価は、自動変速機を備えた車をより安全快適な性能を目指してその変速性能を細部にわたって評価します。ATとはオートマティック・トランスミッション(自動変速機)のことです。今では自家用車や商用車の大半にATが搭載されています。

以上ですが、私たちがこれらの評価業務を行うことで自動車を活用する人々に安心・安全をもたらしているものだとやりがいを感じています。

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